2012年のF1シーズン第2戦は、マレーシアということで、予想どおりの雨がらみの展開となった。可夢偉は、昨年のカナダで雨の中、ほとんどを2位で走行していて、今回も期待大だった。ところが、大雨を予想して早めにインターミディエイト(小雨用タイヤ)からフルウェット(大雨用タイヤ)に履き替えた可夢偉のチームメイトのペレスが、雨足が強くなる中、どんどん順位を上げて、時折、ラップリーダー1位となる快挙、それに比べて、タイヤを変えるタイミングを逸した可夢偉は履き替えたタイヤの違和感で、どんどん順位が下がるし、ペレスとは対象的だった。
う~ん、予選もQ3へ進出したペレスとは逆に可夢偉は17位 とふるわなかったし、レース中断となった、昨年のカナダのように、可夢偉が2位を走るかと思いきや、ペレスにお株を奪われちゃうし、なんか、急に、可夢偉は運に見放されたって感じ。
まあ、ペレスも一時期、トップのアロンソに追いつく勢いだったけど、コースを1回外れて、追いつけなかったのがかえってよかったかもしれない。ここで、ペレスに優勝されたら、可夢偉も面白くないだろう・・・。でも、ザウバーのマシンが思ったより戦闘力あって良かった。が、可夢偉の方のマシンに差が付けられていたらイヤだけど・・・。
そして、優勝したアロンソ。フェラーリは開幕戦はぼろぼろだったのに、さすが、アロンソと言わざるを得ない。それとは対照的に、同僚のマッサの凋落は著しい。まさに、ドライバー交替前夜のような状況になってしまった。そこへフェラーリ育成ドライバーのペレスがこの快挙だもん、可夢偉がフェラーリに移るという噂はこれでなりをひそめることになりそうだ・・・。
可夢偉には、次回に期待しましょう・・・。って、このセリフ、かつての日本人ドライバーは毎回言われていたね。とうとう可夢偉も従来の日本人ドライバーになってしまったのかね・・・・。