フリー1
 1位 ウェバー(レッドブル) 1:54.589
 2位 シューマッハ (メルセデスGP) 1:54:708
12位 小林可夢偉(BMWザウバー) 1:56.339
13位 ニック・ハイドフェルド (BMWザウバー) 1:56.458

フリー2 
 1位 ベッテル(レッドブル) 1:46.660
10位 シューマッハ(メルセデスGP) 1:48.889 
12位 小林可夢偉 (BMWザウバー) 1:49.438
13位  ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー) 1:49.558

イタリアGPから2週間、この間にいろいろな動きがあった。
まずは、小林可夢偉の同僚、デ・ラ・ロサの解雇だ。パフォーマンス不足によるものらしいが、後釜には、ザウバーを知り尽くしているベテランのニック・ハイドフェルドが収まった。
そして、フリーはどうなることやらとはらはらしたが、フリー1もフリー2も2人とも全くの同順位で、ほんのちょっと可夢偉が上回るという結果になった。とりあえずは、ほっと胸をなでおろしたところだ。
さて、フリー1は序盤ウエット、フリー2はドライ方向ということで、コンディションがかなり異なっているが、BMWザウバーが同じパフォーマンスを示したことが興味深い。どっちの方向に転んでも、チーム6番目の戦闘力があるということだ。
ニック・ハイドフェルドという指標が入ったことにより、可夢偉が極端に遅いわけでもないことが証明されたからだ。
そこが、ウェット気味だと速いシューマッハ(フリー1は2位)と違うところだ。
さて、今回はヒスパニアの順位が出ていないが、なんともう1人の日本人ドライバーの山本左近が食中毒で欠場だという。
そこで、代役ドライバーのクリエンが今回は出走するらしいが、このプレスリリースをそのまま信じている人は少ないだろう。
なにしろ、F1ドライバーは体調管理に人一倍神経を使う。世界を転々とするF1ドライバーは、特に、各国の料理を食べることになるから、余計に気を遣うし、ドライバーによっては、チーム内で調理した物しか食べない場合もある。
だからゆえ、毒を盛られたか、本人はぴんぴんしているが、チームの諸事情で、食中毒ということにして、不出走にさせられたかの可能性も捨てきれないのだ。
まあ、とにかく、次戦は日本GP、ヒスパニアも貴重なスポンサーである左近を母国GPで走らせない非人道的なことはしないと思うのだが、何が起こるかわからないF1界、とにかく祈るしかないだろう。