よく誤解されがちなのが、「国立大学の事務職員の採用って、既卒者が有利らしい」という情報が流れていること。
はっきり言いますが、これは全くの間違いです。公務員試験から、国立大学法人職員の採用試験に移行はしましたが、共通の試験問題で、一斉に実施することには変わりなく、二次の面接などの試験においても、既卒か新卒かによって、合否を判断することはありません。
したがいまして、新卒の方も既卒の方も気兼ねなく安心して受験してください。よろしくお願いします。

なお、このような誤った噂が広まるのは、民間が余りにも既卒者に厳しいからで、逆に区別しない国立大学職員がその反動で有利とされてしまったのではないでしょうか。
たとえば、受験申込書の中に「勤務可能年月日」なるものがあります。1の「合格後直ちに勤務できる」は既卒者でなくてはなかなか難しいし、2の「来年、4月1日から勤務できる」は新卒者以外がチェックすると、それまで遊んでいるのか、転職の都合かなどの理由になるでしょう。

つまり、この「合格後、直ちに勤務できる」は、なんらかの理由で、欠員が生じていたり、即実践力になる知識を持った人間を欲しがっていたりします。国立大学の職員は民間と違って、採用時に長い期間の研修を受けるということはあまりありませんので、即現場での実践が待っているからです。
とはいえ、新卒の方も心配しないでください。基本的には、教養試験のみが課されている程度ですから、そんなに難易度の高い仕事があるわけでもありません。ただ、ある程度慣れていくことは必要ですから、勤めて出してから、いろいろな種類の研修を薦められるので、意欲的に受けるべきでしょう。

というわけで、「既卒者に有利」では無く、「既卒者にも優しい」国立大学の事務職員を目指してみませんか。特に経理系や広報系からの転職者は喜ばれること受け合いです。