のりピーは、このノートで、勉学にいそしむのだろうか?
のりぴーこと酒井法子が、4月でも無いのに何故入学?というのも、e-ラーニング通信教育を行うからで、この大学では入学願書を出せば、形式的な入学試験を経て、大抵は合格し、いつでも入学できるらしい。入学金18万円の出所も気になるが。
さて、この創造学園大学、学校法人の堀越学園が設置母体だが、あの「芸能人御用達の学校、中野にある「堀越学園」とは無関係とのこと。紛らわしい。
こちらは、群馬県高崎市に主なキャンパスを置き、のりピーは東京校で、e-ラーニングを行うのだ。でも、入学にあたり、オリエンテーションを兼ねて、高崎のキャンパスを見学したとのこと。さぞかし、在学生たちはびっくらこいたことだろう。
ところで、Googleで「創造学園大学」を検索した方はお気づきだろうが、「差し押さえ」という候補が勝手に現れる。というのも、あろうことか開学時に粉飾決算を行っただけでなく、今年2月には決算書の虚偽記載で4000万円の補助金交付取り消し、また、八千代キャンパスや中山キャンパスが2008年1月に東京地裁から差し押さえられ、教職員の給与未払いもあるという、本当に財源どころか、在学生もこの先大丈夫なの?という大学。
そして、ついに危機感を抱いた群馬県教育委員会は、県内の公立高校に対し、「創造学園大学への入学させないように」という異例の通達に至ったのだ。
報道では、群馬県教育委員会が、何の権限があって、そこまでするのか? 大学の営業妨害ではないか? との手厳しい意見が集中したようだが、はっきり言って、私立大学とはいえ、営利企業とは全く性格が異なるのだ。学生たちは等しく教育を受ける権利があり、大学は、学生が卒業するまで、社会に役立つ人材に育て上げる義務がある。そこに大学が公共性が高いといわれるゆえんがある。だから学生の将来のことを考えれば、4年間ちゃんと面倒を見られるのかどうか疑問を感じた教育委員会の勇気ある行動を咎めることは出来ないだろう。国がちゃんとした私立大学にも補助金を支給している理由もこれで成り立つのだ。
今回、国が行っている事業仕分けだが、公共性の高さという観点から、国からの交付金という部分をもう一度考えて欲しい。国立大学の運営交付金が削減されたら、授業料を値上げせざるを得なくなり、公共性と教育を受ける権利がどんどん奪われてしまうことを・・・・・・。