国立大学職員の趣味日記

自分のヲタクな趣味の紹介がメインですが、現役の国立大学事務職員のみなさんや、これから新たに国立大学職員採用試験の受験を目指す諸君にも役立つかもしれない情報がたま~に紛れ込んでいます。定期的に訪問して探して見るのも面白いかもしれません。

評価反映

政策コンテスト「元気な日本復活特別枠要望」に対する文部科学省関係の評価が公表されました

昨日、新聞の報道発表分として、公表された中では、35人学級の実現がB評価ということしかわかりませんでしたが、その後、文部科学省から要望の出ていたの全10事業について、その判定と評価が判明しましたので、それをお知らせするとともに、自分なりの私的なコメントも付け加えてあります。

事業番号1901 安全で質の高い学校施設の整備 要望額1898億1300万円
判定:B
(予備費及び補正措置を含む)
評価:整備する施設の優先順位付けを行った上で、緊急性の高いものに限定することが条件
私的コメント:判定Bでも予備費や補正措置を含むという点が気にはなるが、地震の多い我が日本では、耐震化の必要性は言うまでもないだろう。備えあれば憂いなし。もし対策を怠って、壊滅的な被害を受ければ、その復興には、想像を超えるほどの予算がかかることを考えれば、整備にお金をかけるのは当然のことである。

事業番号1902 未来を拓く学び・学校創造戦略 要望額20億円
判定:C
評価:フューチャースクール関連事業において、校数等について相当な絞込みを行うとともに徹底したコストの削減を行うことが条件
私的コメント:ICTに関する取り組みはこの予算規模にして本格的な運用は難しいと思われる。とりあえずの実験的な検証で終わるのであれば、最初からいらない。D判定でもいい位だ。

事業番号1903 小学校1・2年生における35人学級の実現 要望額2247億200万円
判定:B
評価:現行の40人学級に係る小学校1・2年生の教職員(9.3万人)については義務的経費であり措置する必要。ただし、これを措置するには要求・要望の削減による財源捻出が条件
なお、定数改善の取扱いについては、別途、後年度負担の問題も含めた検討が必要
私的コメント:これが唯一、当日の新聞にも掲載されていた評価であるが、個人的には、疑問がある。教室が不足し、予算が足りない中で、プレハブ校舎で代用となったり、教員の人件費がかなりの増加となる。キメの細かい対応が必要というのであれば、35人学級よりも子供たちといかに交流できるかの仕組みやカリキュラムを考える方が先決。よって個人的にはD判定でも良い位。

事業番号1904 学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育成プログラム 要望額1331億2900万円
判定:C
評価:既存受給者への貸与に必要な分は措置する必要。ただし、これを措置するには、要求、要望の削減による財源捻出が条件
私的コメント:これは、いわゆる無利子の奨学金や授業料の減免に関する事項。まさかこれがC判定をくらうとは夢にも思わなかったし、国民のみなさんもびっくりだろう。いわゆるC判定は、「事業の内容に一定の評価はできるが、改革等の姿勢等の問題が大きい」として、予算がかなり大幅にカットされる恐れがある。つまり、今までのように奨学金を受かられない学生が増加したり、授業料減免が無くなったりするかもしれないのだ。個人的には絶対A判定となると思っていたのに・・・・。

事業番号1905 「強い人材」育成のための大学の機能強化イニシアティブ 要望額1199億7100万円
判定:B
(補正措置を含む)
評価:教育・研究の基盤経費に一定の配慮が必要。ただし、その経費を相当に絞り込むとともに、要求・要望の削減による財源捻出が条件
行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要
私的コメント:我が国において、日本が誇れる科学技術にたけた人材の育成をいうことで、博士の育成は重要不可欠。補正措置を含むと一文よけいな文言が付いたがB評価はまあ妥当な線だろう。

事業番号1906 成長を牽引する若手研究人材の総合育成・支援イニシアティブ 要望額484億円
判定:C
評価:継続課題、既存受給者には一定の配慮が必要。ただし、要求・要望の削減による財源捻出が条件
行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要
私的コメント:これは、ポスドクの支援とか若手のための科学研究費の拡充とかを視野にいれてもらえれば、C判定ということは無いと思うのだが、これからの日本を担う若手研究者を落胆させるような判定結果だ。本当に将来のことを民主党は考えているのだろうか? 個人的には最低でもB判定だな。

事業番号1907 元気な日本復活!2大イノベーション 要望額788億円
判定:B
(補正措置を含む)
評価:継続課題には一定の配慮が必要。ただし、要求・要望の削減による財源捻出が条件
行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要
私的コメント:グリーンイノベーションやライフイノベーションの分野は、世界的に見ても重要な課題であることは間違いなく、この分野で日本がイニシアティブを取るためには、やはり予算をつけて欲しいところである。個人的にもB判定はOKだが、補正措置を含まないで措置して欲しかった。

事業番号1908 我が国の強み・特色を活かした日本発「人材・技術」の世界展開 要望額447億9000万円
判定:B
(補正措置を含む)
評価:継続課題には一定の配慮が必要。ただし、要求・要望の削減による財源捻出が条件
行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要
私的コメント:これは、「はやぶさ」効果がもっと期待できる分野だと思ったが、ちょっと意外な結果に・・。
個人的にはもちろんA判定なんだけどな。

事業番号1909 元気な日本スポーツ立国プロジェクト 要望額540億円
判定:C
評価:トップアスリートに育成には一定の配慮が必要。ただし、要求・要望の削減による財源捻出が条件
私的コメント:日本というところは、お金はかけずに選手に頑張ってもらって、金メダルを国民が期待する変な国だ。こんな国を背負って一生懸命戦うボランティア精神に富んだ選手がいるのは日本くらいなものだろう。世界にアピールするには、せめてB判定で、やる気の向上の相乗効果を狙いたいところだ。
よその国は国策としてトップアスリートの育成に巨費を投じているというのに・・・。

事業番号1910 文化芸術による元気な日本復活プラン 要望額1580億100万円
判定:B
評価:徹底したコストの削減や対象地域の相当な絞込みを行うことが条件
行政刷新会議の指摘を踏まえた対応が必要
私的コメント:日本人って、古代から芸術にもっと感心のある人種と思っているんだけど、予算をつけにくいのも事実。だけど、民間企業ができる分野ではないのだから、もっと国がリードすべきなんだけどなあ。まあ、注釈なしのB判定なので良しとしよう。

総評:文部科学省の要望については、要求で一旦、形式的に廃止した扱いにした上で、増額要望をしていること、また、その結果、金額的にも前府省要望総額の3割を占める要望となっていることから、「特別枠」の趣旨に照らして問題が大きい。したがって、文部科学省については、全般的に大幅な要望の圧縮と、要求の削減による新たな財源捻出が必要。

というわけで、全体を通じて、事業の内容の評価が困難なD判定というのは無かった代わりに、事業の内容が積極的に評価できるA判定も無かった。
まあ、文部科学省関係の要望が多すぎるのと、一部騒がれた「組織票の誤解」のせいで、このような評価になったものと思われる。しかし、今回の全府省の63%で評価され2.3兆円もの要望が保留されている現実をみると、今後かなり厳しい額のカットが予想される。
これで本当に必要なところへ予算がいかず、とりあえず要望を出した不要なところへ予算が廻ることのないよう願わずにはいられない。

最後に、今回の評価についての原則5箇条と、A~Dの判定の考え方も公表されているので、以下に貼り付けておく。

「特別枠」文部科学省評価_ページ_1

内閣府作成 国立大学経営改善度ランキング

先日、文部科学省から発表された総合評価ウエイトランキングをお知らせしたばかりだというのに、今度は内閣府から国立大学のランキングが公表されたとのことだ。
今度は何のランキングかと思ったら、経営改善度に基づくランキングだという。しかし、前回のランキングでは、それぞれの大学が抱えた中期目標をどれだけ達成できたかに焦点が注がれていたが、大学別の実現難易度などは考慮されていない。つまり、極論すれば、達成しやすい計画・目標を掲げて、それを忠実に実行した大学ほど評価が高くなる仕組みであった。

さて、今回はどうだろう。今回の経営改善度の指標は以下の3つだけ。たったこれだけで、86もの国立大学がまたもやランキングされ、ワーストにランキングされた大学は、風評被害にさらされる危険性をもっている。いい加減、大学の組織や形態によって、契約する方法や中身が違ってくるものだから、数値だけでそう簡単に一律に番付けできるものではないと思うのだが。また、学部の組織を持たない大学院大学がまたもや1位を取っているが、その点が有利に働いているということはないだろうか。

なお、86大学の全大学のランキングは「官民入札等管理委員会」の会議の資料となった模様で、まだ入手できていない。
とりあえず、報道されている上位10大学~下位10大学を記しておく。

【経営改善度を示す指標】
1.一般競争入札の導入率
2.複数年度契約の導入率
3.少額随意契約の上限額の設定

配点など不明。200点満点

 1位 181.4 奈良先端大学院大学
 2位 178.3 政策研究大学院大学
 3位 169.6 千葉大学
 4位 168.9 茨城大学
 5位 167.5 奈良女子大学
 6位 165.8 宮城教育大学
 7位 163.2 東京海洋大学
 8位 158.9 滋賀医科大学
 9位 155.5 高知大学
10位 154.7 静岡大学
   ・
   ・
   ・
77位  70.5 長岡技術科学大学
78位  70.4 京都大学
79位  70.1 宮崎大学
80位  69.6 東京農工大学
81位  65.1 東京医科歯科大学
82位  65.0 富山大学
83位  64.6 弘前大学
84位  60.3 帯広畜産大学
85位  55.1 大阪大学
86位  50.0 和歌山大学

弘前大学さん、当ブログは応援していますので、頑張って漫画雑誌などでの目立った広報、引き続きよろしくお願いします。

国立大学運営費交付金の評価反映分 総合評価ウエイトランキング ~目指せ国立大学事務職員シリーズ28~

先日のブログでも、お知らせしたが、評価反映分これっぽっち?って言う印象の、第1期中期計画・中期目標の成果が問われる6年間の努力の結晶なのだが、現場の声は冷ややか。あれだけ、学内で議論して、時間も人手もかけた割には、全運営費交付金のわずか0.07%にしかならない「ご褒美」なのだから。
とはいえ、わずかながらでも減らされた大学もあるわけだから、定員の人件費の1~2人となる額だし、それなりに影響はある。
しかし、このランク付けの元になっている1.教育水準 2.研究水準 3.教育研究達成度 4.業務運営達成度の観点からポイント化したとのことだが、大学によっても、教員養成が中心、医学が中心、理工系が中心、文系が中心、総合大学、単科大学、旧帝国大学、地方大学といろいろな特色のある大学を、同じ基準で評価できるのかという疑問が残る。ともあれ、全大学のランキングをここに掲載する。

 1位 70.00 奈良先端科学技術大学院大学
 2位 63.75 滋賀医科大学
 3位 60.64 浜松医科大学
 4位 60.18 東京工業大学
 5位 59.93 お茶の水女子大学
 6位 56.87 東京大学
 7位 54.50 福井大学
 8位 53.26 東京医科歯科大学
 9位 52.89 東京外国語大学
10位 51.30 京都大学
11位 50.75 帯広畜産大学
12位 49.40 大阪大学
13位 49.30 東北大学
14位 48.66 神戸大学
15位 48.30 一橋大学
16位 48.26 九州工業大学
17位 48.24 北陸先端科学技術大学院大学
18位 48.09 九州大学
19位 48.06 北海道大学
20位 47.75 豊橋技術科学大学
21位 47.44 筑波大学
22位 47.35 熊本大学
23位 46.98 東京海洋大学
24位 46.69 名古屋大学
25位 46.50 大阪教育大学
25位 46.50 福岡教育大学
27位 46.49 小樽商科大学
28位 46.41 横浜国立大学
29位 45.86 千葉大学
30位 45.34 徳島大学
31位 45.25 岡山大学
32位 45.10 東京芸術大学
33位 45.09 三重大学
34位 45.08 東京農工大学
35位 44.89 滋賀大学
36位 44.61 総合研究大学院大学
37位 44.42 岐阜大学
38位 44.37 宮崎大学
39位 44.25 広島大学
40位 44.05 鹿児島大学
41位 43.91 長崎大学
42位 43.89 奈良女子大学
43位 43.80 愛媛大学
44位 43,71 山形大学
45位 43.39 筑波技術大学
46位 43.25 名古屋工業大学
46位 43.25 京都工芸繊維大学
48位 42.95 富山大学
49位 42.79 群馬大学
50位 42.75 長岡技術科学大学
51位 42.51 兵庫教育大学
52位 42.26 岩手大学
53位 42.25 室蘭工業大学
54位 42.07 埼玉大学
55位 42.02 秋田大学
56位 41.75 北見工業大学
56位 41.75 上越教育大学
58位 41.65 福島大学
59位 41.36 新潟大学
60位 41.01 東京学芸大学
61位 41.00 政策研究大学院大学
62位 40.86 高知大学
63位 40.81 金沢大学
64位 40.77 山口大学
65位 40.63 佐賀大学
66位 40.49 電気通信大学
67位 40.47 島根大学
68位 39.75 京都教育大学
68位 39.75 奈良教育大学
70位 39.51 茨城大学
71位 39.50 宮城教育大学
72位 39.42 鳥取大学
73位 39.18 大分大学
74位 39.01 静岡大学
75位 38.75 愛知教育大学
76位 38.23 信州大学
77位 38.18 山梨大学
78位 38.00 鳴門教育大学
79位 37.75 旭川医科大学
80位 37.57 宇都宮大学
81位 37.20 香川大学
82位 37.00 北海道教育大学
82位 37.00 鹿屋体育大学
84位 36.40 琉球大学
85位 35.50 和歌山大学
86位 35.39 弘前大学

いや、しかし、最下位が弘前大学なんて、納得いかない。つい2日前にこのブログで絶賛したところなのに。順位がどうであろうと、少年ジャンプなどに広告掲載を英断した弘前大学の柔軟な発想は、とても評価されてもいいんだけど、今回の評価分には間に合わなかったからねぇ~。当ブログは弘前大学を応援しますよ~。

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