今、騒がれている結婚詐欺の疑いで逮捕された34歳の無職女、なぜ名前が出ないで、被害の男性ばかりが本名で晒されるのか。続々と被害男性が増えるばかりでそら恐ろしい状況である。
報道によれば、インターネットの婚活サイトを悪用し、次々と男性から資産を巻き上げたようである。プラモ・オタクの間で名高い大出さんまでもが被害に遭い、命を落とすといういたたましい事件はなぜ起きたのか。
それは、やっぱりオタクとしての相手を信じる心と何にでも一途で取り組む真剣さが仇になったのであろう。
さて、今やKKRという国家公務員等共済組合が主催するお見合いパーティーなどが用意されていて、国立大学職員も共済組合員であるため、これに参加することができ、相手は公務員関係ばかりでお互いに非常に安心で安全なシステムで運営されている。
ところが、20年ほど前はそんなシステムはなく、当時私は、某大手結婚情報システム会社に30数万円を支払い、プロフィール登録をしていたのである。当時は個人でインターネットをする時代ではないので、その大手会社が自社のコンピュータに私の収入や職業や嗜好や相手への希望などを登録するのだ。そして、女性のプロフィールと照らし合わせて、合致する情報をプリントアウトして、写真とともに自宅へ郵送してくれるサービスを行っていた。
なんのことはない。情報が今のように自分で画面で見られるか、郵送してもらうのを待つかという早さの違いだけで、基本的にはあまり違わない。
それでも、間にコンサルティングの人が介在するので、このような大きな詐欺にはあまり遭わなかった。
ここで、「あまり」という言葉を挟んだのは、やはりこのシステムを悪用した女性がいたからである。
事例1 お付き合いして1ヶ月目、何故か某宗教系の新聞を購読させられる。購読後半年で別れる。単なる宗教の勧誘だった。
事例2 デートの約束をするが、毎回すっぽかされる。5回目に別れる。単に、電話で会話をするのだけが好きな女だった。
事例3 最初のデートがディズニーランド。しかし、すぐに別れをつげられる。単にディズニーランドに行きたいだけのようだった。
事例4 最初のデートで、いきなり高級中華料理で3万円ほど注文される。いくらデート代男性持ちとはいえ、これは単なるたかられだった。
事例5 お見合いパーティーでいつも見かける女がいる。女は参加費タダとのこと。なんと、食事代を浮かすことを目的にお見合いパーティーで適当に会話を合わすだけのようだ。ここでマッチングした女性がいたのだが、私が帰る頃にはいつの間にか行方不明になっていた。
そういえば、コンサルティングの人が紹介してくれる女性は、何故か私の希望と正反対の人ばっかりだった。やはりすぐに成約しない方が企業にとって利益が多いからなんだ、、、、と気づいたのはかなり後になってから。ちなみに、女性会員は、入会会費0円(タダ)というのも後から聞かされた。この会社では女性は男性をおびき寄せる道具なんだと、今回の事件を見て昔の嫌な思い出が蘇ってしまった。
これでまた暫くは、PS2のギャルゲーに没頭することにしよう。何言われても詐欺に遭うことはないから・・・・。