名古屋大、東海地方の国立大と法人統合検討へ(朝日新聞DIGITAL)2018/3/22 12:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180322-00000036-asahi-soci
(以下、一部引用)
現在、公立・私立大では一つの法人が複数の大学を運営できるが、国立大では国立大学法人法で「1大学1法人」と定められている。文部科学省は、法人統合で経営を効率化できれば国立大の競争力を高められるとして、関連法の改正を含め準備をしている。
名大によると、協議会では法人統合を目指し、統合の具体的な利点などを話し合う。統合しても大学名は変わらないが、教養課程の共通化や大学事務の集約などで効率化が実現でき、各大学の機能強化につながるという。担当者は「大学連携だけではできないようなメリットがある。世界での競争力強化につなげたい」と話す。
今日は、こんな報道があったが、今までは国立大学法人法の規程で、一つの国立大学法人は一つの国立大学しか運営できなかったのだが、
今後は、名古屋大学が指定国立大学法人に文部科学省から指定されたため、一つの国立大学法人で複数の大学を運営出来るようになるらしい。
つまり、一時期多かった、国立大学同士の合併で、一つの国立大学になる必要がなく、この流れで国立大学法人法が改正され、指定国立大学法人でなくとも、経営統合の流れが加速するかもしれない。
それは、以前の記事でもお知らせしたように、2018年の少子化問題による、入学者の減少による、大学経営の圧迫への対処として、進んでいくかもしれません。
であれば、以前破談になった群馬大学・埼玉大学の合併話も、それぞれの大学が残った上で、経営が統合されれば、効率化による効果が見込まれるので、もしかしたら・・・ということもあるかもしれません。
最近は、入学定員に満たない私立大学の公立化がどんどん進んでいる以上、国立大学も対策を立てる必要がありますね。
余談ですが、今回、文部科学省より追加指定となった「指定国立大学法人」として、名古屋大学と東京工業大学の2校は共にノーベル賞を輩出している大学だから、指定されたのかもしれないけど、そうなると、東京工業大学もどっかの国立大学と経営統合を試みるっている可能性もアリかもしれません。(打倒、東京大学?)
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