今回、第3弾となる事業仕分け、今回は、特別会計にメスを入れるようだ。
まあ、国立大学もかつては、授業料収入など「国立大学特別会計」だったが、法人化後は、特別会計とは関係なく、国立大学運営費交付金となったわけだ。
この交付金は、既に昨年11月に実施された第1弾の事業仕分けで対象となり、当時は削減の対象にはならなかったが、国民へのアピール度としては、格好のパフォーマンスとなったわけだ。
しかし、そろそろ国民も気づき始めたに違いない。これは、民主党が支持率回復のために、唯一評判の良かった事業仕分けを行うことに。しかも、基本路線は、関係省庁と調整済みで、結論はほぼ決まっている。その結論への筋書きどおりの仕分けられる側の意見や回答が得られなくても、強引に結論が導きだされるのであれば、単に税金の無駄遣いのパフォーマンスと言わざるを得なくなってしまう。時には、仕分けられる側の意見を良く聞き、結論を出すにももっと時間をかけて、慎重に行って欲しい。
でなければ、国民はもうこのパフォーマンスにそろそろ飽きてしまうだろう。