就職する時って、「もしかして、将来の伴侶は、ここで見つかるかも?」という淡い期待を抱いて職員になる人も多いのではないでしょうか。
国立大学の職員になろうとする人は、あまり民間の会社の就職の面接は受けないのかもしれませんが、企業の受付のお姉さんがあまりにも美人すぎると、「この会社に入社したら、毎日が楽しそうだな~」という感覚と同じ感じと言えば、分かり易いかもしれません。

そのことと関係あるかもしれませんが、国立大学の法人化後は、ブロックごとの共通の筆記試験(第1次)の合格発表直後に行われる、合同の大学説明会には、相談担当者として、美人の担当者を置く大学も増えてきました。これは、やはり、まず第1印象を良くして、なるべく多くの就職希望者の気を引く作戦だと思われます。
この担当者は、当然、人事部の関係者なので、人事には、美人さんが多いという結論になりますが、同時に、自分の弱みも経歴書等により握られてしまうという欠点もあります。

もちろん、女性の就職希望者のために、イケメンの相談担当者を配置しているところもあります。2009年現在、就職氷河期が叫ばれて、民間企業が特に女性の採用を控えている状況の中では、国立大学の職員は、とても魅力的な就職先ではないでしょうか。特に、お子さんが出来ても、勤め続けられるよう、育児休暇・休業が完備し、周りも変な圧力を与えないよう理解のある職場環境は、そうそうあるものではありません。

なんか、話が脱線してしまいましたので、元に戻します。

まあ、こう恵まれた環境のはずなのですが、うちの大学では、何故か40歳台以上の独身の男性や女性をちらほらと見かけるという不思議な現象があります。まあ、分かり易くいえば、男性は、ちょっと独創的な感じが多い、周りからちょっと変わっているとかヲタクとか言われるような人が多いと思います。あっ、、、、、、、、、、、、
女性は、仕事に打ち込み過ぎたキャリアウーマンタイプ(お局さんタイプとは違うかも)が多いようです。

とはいえ、逆に若手でも25歳位で所帯もお子さんも持っている人も結構います。そして、皆さんが予想されるとおり、職場結婚の割合がすごく高い職場です。どこどこの奥さんは○○部、どこどこの旦那さんは○○部、っていう位、職員録で、同じ名字の人がいると、夫婦でビンゴ!だったりするのです。(なお、旧姓使用も可の大学は多いです)
一応、人事的には、夫婦の場合、部や課は一緒にならないようにはしているみたいですが、たまに、夕食のおかずはどっちが買って帰るかの相談をしているところを見かけたりもします。

さて、既に夫婦になっている話を聞いていてもつまらないでしょうから、ここからはどういう出会い方法があるのか見て行きましょう。(オマエが言うなっていう突っ込みは無しの方向で)
一番、多いのは、放課後や休日に大学のテニスコートを使ったスポーツなどを通じて仲良くなるっていうケース。やっぱりスポーツ好きはいろいろといいですね。
それから、交通不便な大学の場合は、帰りが遅くなったとき、マイカーで送り届けているうちに仲良くなるケース。やっぱり、ゲームにばかりお金をつぎ込んでいちゃだめですね。車買わないと。
そして、なにかと理由をつけて、意中の子がいる部署と勝手に合同飲み会を企画・開催して仲良くなるケース。やっぱり、酒が飲めないとだめですね。
さらに、業務メールの中で、好印象をアピールして仲良くなるケース。やっぱり、人を引きつける文章力が無いとだめですね。

というのが、大方の出会い方法のようです。同じ趣味の人が、つるんでドライブや旅行にいったりするのもあるようです。

では、学内の職場にもう、候補がいない場合はどうすれば、いいのか?
出会いをサポートする民間の組織もありますが、とにかく会費が高い。それでも、国立大学職員は、「みなし公務員」なので、入会すれば、そこそこ引き合いはあるかもしれません。ただし、給与は会員の中では低い方になりますので、男性にはつらいでしょう。逆に、女性はモテモテのことと思います、多分。

そこで、おすすめなのが、KKR(国家公務員共済組合連合会)が2004年から始めた出会い系サイトじゃなかった、「将来のパートナー探し」の支援事業。先日起きた婚活殺人のような不安要素がありません。
登録者は、ほとんどが公務員等の共済組合員なので、身元も安心です。
登録は、インターネットの画面から、必要事項を入力し、直接やりとりするから、職場に知られる心配もありません。
まあ、運悪く、同じ職場の人にそこで出会ってしまったら、その時はあきらめましょう。

また、毎月、お見合いパーティーも開催しているようなので、そっちも参加してみたらいかがでしょうか。
http://www.kkr-bridal.net/index.html

2009年12月現在で、120組のカップルが誕生したとのこと。
http://www.kkr-bridal.net/campaign/couple.html

入会資格が共済の組合員かその親族に限られていますので、親族として民間の人も若干おりますが、やはりほとんどが公務員関係です。まあ、もし同い年で、国立大学職員が、特別区の地方公務員の奥さんと結婚してしまったら、将来の力関係が見えてしまいそうな気もしますが。

最後に、学外で開催される研修に積極的に参加するというのも手です。
同じ位の年代の他大学の人との交流がありますので、最初の日の夜に行われる懇親会で仲良くなって、名刺交換をし、後日、お礼を兼ねてメールすれば、同じ職場内では言えないような相談を受けたりしているうちに仲良くなって、晴れて交際が始まりますというケースも多々あるようです。


ともあれ、どちらも家事主体になれるよう、また、男性でも育児休暇を取りやすい環境から、2馬力でずっとやっていける(しかも、基本的には男女間の給与格差がない)というのが、国立大学事務職員の一番大きなメリットです。