先日の日本GPで、クラッシュ・負傷したティモ・グロックに代わって、トヨタのサードドライバーの小林可夢偉がついにF1デビューとなって、次戦のブラジル戦を走ることになった。日本GPも、フリー1,2を走っていたから、多少はマシンの感覚があるかもしれないが、今季は、シーズン中のテストが出来ないから、いきなりのデビューにはきついものがあるだろう。
奇しくも2年前にウィリアムズの中嶋一貴がデビューしたブラジルと、今回も同じサーキットでデビュー。一貴のデビュー戦のように、初めてのピットinで、クルーを跳ね飛ばさないよう祈る。まあ、あれはあれで、名前売るのにはいいパフォーマンスだったが(笑)
なお、小林可夢偉は、もともとから、トヨタの育成プログラムの秘蔵っ子で2005年のフォーミュラールノーのシリーズチャンピオンに輝いたり、直近のGP2のアジアシリーズでは、日本人初のチャンピオンを獲得している。
さあ、先日のフリー走行では、そんなにぱっとした走りではなかったが、意外とブラジルのホセ・カルロスサーキットは、日本人ドライバーと相性がいい。2006年のスーパーアグリもレース中のLAPはトップチームと遜色なく、当時ドライバーだった山本左近は、レース中のセクター2のタイムで全体の2位の記録を出している。
2007年ここでデビューの中嶋一貴も、最速ラップが5位と、同僚のニコ・ロズベルグの7位を上回っているほどだ。
ブラジルは、雨がからむレースが多く、ひっとしたらひょっとするかもしれないようなことが起こる可能性を秘めた、予測不能なことが楽しみえもあるサーキットなのだ。
ただ、今年ワールドチャンピオンの可能性をわずかながらでもある地元出身のバリチェロが、気合いを入れて走るし、しかも雨のバリチェロと呼ばれるくらい雨を得意をしているので、このブラジルグランプリは目がはなせないのだ。
日本の裏側ということで、地上波も生放送だが、放映は深夜~夜明けというハードスケジュール。そういえば、佐藤琢磨がアメリカで表彰台やカナダで、アロンソぶち抜いた時も、この真夜中の生放送だった。
何が起こるかわからない。寝ないでがんばるぞ~~~!!!

それにしても、小林可夢偉って、「こばやしかむい」と読む。F1ドライバーって、片山右京(うきょう)やら鈴木亜久里(あぐり)やら高木虎之助(とらのすけ)やら山本左近(さこん)やら井上高千穂(たかちほ)やら変わった名前が多いねえ。

最後に、ティモ・グロックが鈴鹿サーキットの滅多にクラッシュしないところでのクラッシュと、来年のトヨタの体制がよくわからないところを勘案すると、まさか、ご苦労さん撤退記念想い出作りのデビュー、、、、ってことはないよねぇ~(汗)